引用元
1 :朝一から閉店までφ ★:2023/02/06(月) 19:06:29.38 ID:tUlSPEIo9.net
2023年02月03日
by村松健太郎
司馬遼太郎や藤沢周平などのように時代小説の大家として知られる池波正太郎。今年2023年はそんな池波正太郎の生誕100周年の年となります。
「仕掛人・藤枝梅安」や「鬼平犯科帳」「剣客商売」などのタイトルは若い方でもタイトルぐらいは目にしたことがあるのではないでしょうか?
そんなメモリアルな年に2部作として『仕掛人・藤枝梅安』『仕掛人・藤枝梅安2』が池波の生誕100周年×時代劇専門チャンネル25周年記念作品として公開されます。
人情噺の『1』クライムサスペンスの『2』
藤枝梅安は、腕の良さで評判の江戸の鍼灸医。しかしそれは表の顔に過ぎず、裁けぬ悪人を報酬と引き換えに秘かに暗殺する“仕掛人”として裏の世界に生きていた……。
という設定からお気づきかもしれませんが、あの“必殺仕事人”シリーズの元ネタであったりもします。
過去に多くの名優が演じてきたこのダークヒーローに、新たな息吹を吹き込んだのは豊川悦司。その相棒の彦次郎を演じるのは片岡愛之助、池波時代劇には歌舞伎役者が欠かせない部分があります。
『1』『2』通じて菅野美穂・高畑淳子・小野了・小林薫が登場。そして『1』のゲストとして天海祐希と柳葉敏郎が、『2』のゲストには佐藤浩市・椎名桔平・一ノ瀬楓が出演するという豪華な布陣となっています。
この2部作は緩やかな繋がりはあるものの、それぞれ独立した物語になっておりドラマのテイストもかなり違います。
どちらもサスペンスとしての側面があるためネタバレ禁止部分があり、言えない部分も多いためぜひ劇場で楽しんでほしい作品です。
天海祐希がメインゲストを務める『1』は藤枝梅安の“縁”を軸とした“THE・時代劇”といった印象が強い人情噺に仕上がっています。非常にウェットな物語が展開される中でも、ドライに徹しようとするトヨエツ=梅安の大人な物語になっています。
一方の『2』では、椎名桔平と佐藤浩市が梅安と彦次郎と“因縁”を抱える侍を演じる、男の魅力が充満したクライムサスペンス。“THE・仕掛人”といったダークな世界観を堪能できるクライムサスペンスになっています。
撮影は一気にまとめて撮っていると思われますが、ここまでテイストの異なる物語・演技を展開できるスタッフと俳優の地力の強さを感じさせてくれます。
時代劇という今や希少なジャンルの中で、それでも“良いものを作り上げる”という気概を感じられる逸品です。
【振り返り】歴代梅安は名優揃い
これまで藤枝梅安を演じてきた俳優は実力者ばかり。
1972年に原作小説の連載がスタート(~1990年)したことを受けて映像化企画が進行。そして、最初に映像化されたのはテレビドラマで朝日放送と松竹の競作で「必殺仕掛人」のタイトルで1972年から放映されました。今から50年も前のことになります。
最初の映像化作品である今作で梅安を演じたのは緒形拳。ここでは凄腕の浪人・西村左内とW主人公のような立ち位置になっています。
ドラマシリーズが好評を受けたこともあって映画化企画が動き出します。
そして初の映画企画が松竹配給で『必殺仕掛人』として1973年に公開されます。ここではキャストを大きく変えて「白い巨塔」などで知られる田宮二郎が梅安を演じました。
映画もヒットし、キャストをテレビドラマ版に修正した『必殺仕掛人 梅安蟻地獄』と『必殺仕掛人・春雪仕掛針』が1年間の間に立て続けに公開。
この頃、日本映画はすでに斜陽に入りつつありましたが、それでも製作本数は凄まじく約1年の間に3本の“梅安”映画が作られたことに。
梅安シリーズは、後々の“必殺仕事人”の香りを感じられるものになっています。メインテーマなどは共通しています。この『仕掛人』3部作から、令和の現在も新作が作られ続ける人気時代劇シリーズの“原典”を見ることができます。
1980年代に入ると映画・テレビ双方で重厚な演技を披露してきた小林桂樹が梅安に扮したテレビドラマ「仕掛人・藤枝梅安」が放映されます。
https://cinema.ne.jp/article/detail/50860?page=1
続き
30 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 21:08:48.41 ID:9WoxHwij0.net
>>7
剣客は小兵衛の一人勝ちみたいになってきたのがなぁ
池波氏自身が父と縁なく、実子もいなかったから
父子関係を書くのが難しかったんじゃないかと言われてたね
45 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 23:11:39.53 ID:hrsgJ+ba0.net
47 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 23:14:59.65 ID:hrsgJ+ba0.net
途中で送信してしまった。
>>30
親子間の葛藤が少なかった点は気になった。
互いに大人で大治郎も後に父親になるとは言え。
>>36
同じく。
結末が更に哀しくて……。
>>42
どう考えても完結。
小兵衛は倅にも後妻にも先立たれた訳だから。
33 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 21:16:52.27 ID:JsXBiRRI0.net
37 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 21:45:39.04 ID:9WoxHwij0.net
83 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/08(水) 00:46:56.92 ID:Bdw+V+fJ0.net
34 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 21:27:44.31 ID:0FLCyxXv0.net
渡辺謙のよく見たな。彦さんの小日向文世がまたいい。
そしてなにより食いもんが旨そうなのがいい。
64 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 16:36:38.77 ID:d8w91t+p0.net
68 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 17:14:18.14 ID:ZTeoKWyw0.net
52 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 05:15:28.01 ID:YRVMxdAF0.net
日頃必殺に文句垂れてる爺共はこれに足繁く通って興行を成功させてくれよ
懐古爺が待ち望んでた作風なんだから爺共総出で盛り上げてみせろ
56 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 07:09:39.87 ID:xei/LSBo0.net
>>52
何度もいうが必殺仕掛人と仕掛人・藤枝梅安は別物
72 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 22:10:26.84 ID:7apte9KL0.net
>>52
豊川悦司なんかに通うわけねえだろ。
殴られたいのか、てめえは。
13 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 19:58:17.76 ID:+UKzP7UR0.net
18 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 20:18:09.91 ID:Ge2GxzHL0.net
>>13
彦さんに
腐女子が喜んだ
ナイトヘッド時代の
相方を持ってくれば
良かったのに。
16 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 20:11:23.78 ID:igiHK0/N0.net
87 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/08(水) 09:28:46.06 ID:AoK/sDKD0.net
>>16
小林桂樹もいくら何でもと思ったけど更に酷いの持ってきたもんな
渡辺謙は超のつく大根ぶりだし、恵まれてねえ役だよ
トヨエツは暗すぎる
緒形の明るさと陰惨さの使い分け、萬錦の落ち着いたフィーリング見ると今の俳優の限界を感じる
17 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 20:11:49.04 ID:RSXMxuZl0.net
いつの間にか菅野美穂が年増女の役で時代の移り変わりを感じた
49 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 02:32:31.05 ID:y8DMNI/o0.net
>>17
声のトーンが高いから全然しっくり来ないけどなw
24 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 20:43:14.40 ID:JzUenFwp0.net
時代劇てもっと練りこめば面白くなるポテンシャル沢山あると思うけど
今んとこ面白いと思ったのは五社の三匹の侍くらいなのが惜しい
あと黒澤か
29 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 20:56:55.97 ID:oVlGc6A90.net
>>24
鬼平は凄いじゃん
観てビックリしたもん鬼平ショックw
その辺の時代劇と次元が違うやんと思ったわ
手当たり次第に観て面白かったわ2000年以降は年とったり亡くなってたりで残念だけど
梅安は鬼平に比べると話が単純過ぎるというか広げようも深めようもなくてな
35 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 21:40:19.41 ID:tS9sr8iM0.net
>>34
同感
吉右衛門の鬼平に謙さんの梅安そして藤田まことの秋山小兵衛
あの時の池波ドラマは黄金期だった
41 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 22:12:23.31 ID:va1hVl0q0.net
36 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 21:43:30.30 ID:6ku7fcAt0.net
>>7
剣客商売の最後ら辺は読んでて辛かった
田沼意次が失脚していく辛さと
池波が老いて無惨なストーリーテリングになっていく辛さのダブルパンチ
43 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 23:02:19.31 ID:a5P5P8nB0.net
池波正太郎生誕100年の節目に豊川悦司の梅安とか、何の冗談だよ!
48 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/06(月) 23:30:17.94 ID:rb4UjWtE0.net
53 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 05:27:33.23 ID:fX3lgu0g0.net
30代で実績があってガタイが良くて厳しそうな雰囲気と器用に料理をする手先を持ってそうな
鈴木亮平とか田中圭とか松田龍平みたいな雰囲気で語る感じの俳優が良かったなファンとして
58 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 07:42:17.97 ID:0thEtuev0.net
57 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 07:13:08.03 ID:zibtZcSc0.net
昔は緒形拳の梅安から「ちょっと陰のあるエロいオッサン」ってイメージだったけど、
後の渡辺謙の梅安を見たら「めちゃめちゃ爽やかで元気な若者」って感じになってて何か笑ってしまった
61 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/07(火) 08:06:20.89 ID:zKvxZLd70.net
>>57
色気のないおじいちゃんの小林桂樹はもっと笑えるで。作品としては好きだけど
81 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/08(水) 00:20:45.47 ID:btKWf5zU0.net
>>80
豊川悦司がカッコいいって、どんだけメクラなんだよ。
殴られたいのか、てめえは。
コドオジだの引きこもりだの、使い古された煽りしかできない低能が。
88 :
名無しさん@恐縮です:2023/02/08(水) 09:48:47.60 ID:i3JLm0I30.net
1 :
朝一から閉店までφ ★:2023/02/06(月) 19:06:29.38 ID:tUlSPEIo9.net
2023年02月03日
by村松健太郎
司馬遼太郎や藤沢周平などのように時代小説の大家として知られる池波正太郎。今年2023年はそんな池波正太郎の生誕100周年の年となります。
「仕掛人・藤枝梅安」や「鬼平犯科帳」「剣客商売」などのタイトルは若い方でもタイトルぐらいは目にしたことがあるのではないでしょうか?
そんなメモリアルな年に2部作として『仕掛人・藤枝梅安』『仕掛人・藤枝梅安2』が池波の生誕100周年×時代劇専門チャンネル25周年記念作品として公開されます。
人情噺の『1』クライムサスペンスの『2』
藤枝梅安は、腕の良さで評判の江戸の鍼灸医。しかしそれは表の顔に過ぎず、裁けぬ悪人を報酬と引き換えに秘かに暗殺する“仕掛人”として裏の世界に生きていた……。
という設定からお気づきかもしれませんが、あの“必殺仕事人”シリーズの元ネタであったりもします。
過去に多くの名優が演じてきたこのダークヒーローに、新たな息吹を吹き込んだのは豊川悦司。その相棒の彦次郎を演じるのは片岡愛之助、池波時代劇には歌舞伎役者が欠かせない部分があります。
『1』『2』通じて菅野美穂・高畑淳子・小野了・小林薫が登場。そして『1』のゲストとして天海祐希と柳葉敏郎が、『2』のゲストには佐藤浩市・椎名桔平・一ノ瀬楓が出演するという豪華な布陣となっています。
この2部作は緩やかな繋がりはあるものの、それぞれ独立した物語になっておりドラマのテイストもかなり違います。
どちらもサスペンスとしての側面があるためネタバレ禁止部分があり、言えない部分も多いためぜひ劇場で楽しんでほしい作品です。
天海祐希がメインゲストを務める『1』は藤枝梅安の“縁”を軸とした“THE・時代劇”といった印象が強い人情噺に仕上がっています。非常にウェットな物語が展開される中でも、ドライに徹しようとするトヨエツ=梅安の大人な物語になっています。
一方の『2』では、椎名桔平と佐藤浩市が梅安と彦次郎と“因縁”を抱える侍を演じる、男の魅力が充満したクライムサスペンス。“THE・仕掛人”といったダークな世界観を堪能できるクライムサスペンスになっています。
撮影は一気にまとめて撮っていると思われますが、ここまでテイストの異なる物語・演技を展開できるスタッフと俳優の地力の強さを感じさせてくれます。
時代劇という今や希少なジャンルの中で、それでも“良いものを作り上げる”という気概を感じられる逸品です。
【振り返り】歴代梅安は名優揃い
これまで藤枝梅安を演じてきた俳優は実力者ばかり。
1972年に原作小説の連載がスタート(~1990年)したことを受けて映像化企画が進行。そして、最初に映像化されたのはテレビドラマで朝日放送と松竹の競作で「必殺仕掛人」のタイトルで1972年から放映されました。今から50年も前のことになります。
最初の映像化作品である今作で梅安を演じたのは緒形拳。ここでは凄腕の浪人・西村左内とW主人公のような立ち位置になっています。
ドラマシリーズが好評を受けたこともあって映画化企画が動き出します。
そして初の映画企画が松竹配給で『必殺仕掛人』として1973年に公開されます。ここではキャストを大きく変えて「白い巨塔」などで知られる田宮二郎が梅安を演じました。
映画もヒットし、キャストをテレビドラマ版に修正した『必殺仕掛人 梅安蟻地獄』と『必殺仕掛人・春雪仕掛針』が1年間の間に立て続けに公開。
この頃、日本映画はすでに斜陽に入りつつありましたが、それでも製作本数は凄まじく約1年の間に3本の“梅安”映画が作られたことに。
梅安シリーズは、後々の“必殺仕事人”の香りを感じられるものになっています。メインテーマなどは共通しています。この『仕掛人』3部作から、令和の現在も新作が作られ続ける人気時代劇シリーズの“原典”を見ることができます。
1980年代に入ると映画・テレビ双方で重厚な演技を披露してきた小林桂樹が梅安に扮したテレビドラマ「仕掛人・藤枝梅安」が放映されます。
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