【文芸】80年代、どの層が吉本ばなな『キッチン』を好んだのか [湛然★]

1 :湛然 ★:2021/04/13(火) 05:39:08.56 ID:CAP_USER9.net
記事投稿日:2021/04/12 06:00 最終更新日:2021/04/12 06:00
80年代、どの層が吉本ばなな『キッチン』を好んだのか
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1969990/
単行本発売の翌年に早くも映画化された『キッチン』(写真:共同通信)

住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。

’88年に出版された吉本ばななのデビュー作『キッチン』。’89年にすぐさま映画化(監督・森田芳光、主演・川原亜矢子)され、’89年3月に発売された『TUGUMI(つぐみ)』は、平成初のミリオンセラーを記録した。

吉本ばななは’80年代の終わりに、文学界を彩った作家といえる。

トレンド評論家の牛窪恵さん(53)は『キッチン』の《私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う》という始まりの一文が印象的だったという。

「昭和の働く女性は、職場ではお茶くみ、飲み会ではお酌をするのが当たり前とされていました。バブル期に入り、そうした風潮への抵抗感もあって、多くの女性は肩パットに象徴される「肩肘張ったキャリアウーマン」に憧れました。ですがバブル終焉まで、社会は女性解放とはほど遠く、そうした女性が「オヤジギャル」と揶揄されることもあったほどです。だからこそ、当時まだ多数派だった専業主婦を連想させる『台所』が好きという表現が、逆に新鮮で、心に残ったのだと思います」

『キッチン』で主人公を演じた川原亜矢子

物語では、祖母を亡くして天涯孤独となった主人公の女子大生が、祖母のお気に入りだった生花店のアルバイト男性と、ゲイバーを経営する男性の母親(元父親)との共同生活を通して、自分の居場所、自分らしい生き方を模索していく姿が描かれている。

「ワンレンヘアで、ボディコンスーツに身を包み、ハイヒールで闊歩する“ザ・女子大生”が世をにぎわす一方で、流行に合わそうと頑張りすぎるより、自分らしく生きたいと願う女性もいました。こうした層を取り込んだ雑誌が「オリーブ」(マガジンハウス)です。アメリカナイズされたトレンドより“北欧テイスト”、キラキラしたレストランでのディナーより“おうちごはん”ーーそんな“オリーブ少女”たちが、『キッチン』を好んで読んだように思います」

同時期である’87年にヒットした、現代の口語調を用いる短歌を収めた、俵万智の『サラダ記念日』にも、“オリーブ的ニュアンス”を感じるという。

「手紙や交換日記に、短歌を書いて披露し合った人も多いのではないでしょうか。私も友人と《○○と君が言ったから、○○は○○記念日》と、代表的な短歌をアレンジしたりしていました(笑)」

どちらの本も女性を意識したためか、装丁がおしゃれだ。

「ブックバンドが大学生に人気だったので、“ジャケ買い”して持ち歩く女子大生も目立ちました」

「女性自身」2021年4月20日号 掲載

1 :湛然 ★:2021/04/13(火) 05:39:08.56 ID:CAP_USER9.net

記事投稿日:2021/04/12 06:00 最終更新日:2021/04/12 06:00
80年代、どの層が吉本ばなな『キッチン』を好んだのか
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1969990/
単行本発売の翌年に早くも映画化された『キッチン』(写真:共同通信)

住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。

’88年に出版された吉本ばななのデビュー作『キッチン』。’89年にすぐさま映画化(監督・森田芳光、主演・川原亜矢子)され、’89年3月に発売された『TUGUMI(つぐみ)』は、平成初のミリオンセラーを記録した。

吉本ばななは’80年代の終わりに、文学界を彩った作家といえる。

トレンド評論家の牛窪恵さん(53)は『キッチン』の《私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う》という始まりの一文が印象的だったという。

「昭和の働く女性は、職場ではお茶くみ、飲み会ではお酌をするのが当たり前とされていました。バブル期に入り、そうした風潮への抵抗感もあって、多くの女性は肩パットに象徴される「肩肘張ったキャリアウーマン」に憧れました。ですがバブル終焉まで、社会は女性解放とはほど遠く、そうした女性が「オヤジギャル」と揶揄されることもあったほどです。だからこそ、当時まだ多数派だった専業主婦を連想させる『台所』が好きという表現が、逆に新鮮で、心に残ったのだと思います」

『キッチン』で主人公を演じた川原亜矢子

物語では、祖母を亡くして天涯孤独となった主人公の女子大生が、祖母のお気に入りだった生花店のアルバイト男性と、ゲイバーを経営する男性の母親(元父親)との共同生活を通して、自分の居場所、自分らしい生き方を模索していく姿が描かれている。

「ワンレンヘアで、ボディコンスーツに身を包み、ハイヒールで闊歩する“ザ・女子大生”が世をにぎわす一方で、流行に合わそうと頑張りすぎるより、自分らしく生きたいと願う女性もいました。こうした層を取り込んだ雑誌が「オリーブ」(マガジンハウス)です。アメリカナイズされたトレンドより“北欧テイスト”、キラキラしたレストランでのディナーより“おうちごはん”ーーそんな“オリーブ少女”たちが、『キッチン』を好んで読んだように思います」

同時期である’87年にヒットした、現代の口語調を用いる短歌を収めた、俵万智の『サラダ記念日』にも、“オリーブ的ニュアンス”を感じるという。

「手紙や交換日記に、短歌を書いて披露し合った人も多いのではないでしょうか。私も友人と《○○と君が言ったから、○○は○○記念日》と、代表的な短歌をアレンジしたりしていました(笑)」

どちらの本も女性を意識したためか、装丁がおしゃれだ。

「ブックバンドが大学生に人気だったので、“ジャケ買い”して持ち歩く女子大生も目立ちました」

「女性自身」2021年4月20日号 掲載

51 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 22:50:52.00 ID:uX1K9/Kn0.net

>>1
右端のお兄さんのチンポ舐めたい

64 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 23:39:43.41 ID:+INyMxBJ0.net

>>1
映画は観た
原宿のカレー屋(おいしい)のスタイルはいいけど
ちょいブサイクなにーちゃんと
背は高いたげのブサイクのモデルのねーちゃんの
しょーもない映画だった

12 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:15:32.98 ID:UobYIxAE0.net

つぐみ牧瀬里穂でやったな

63 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 23:39:32.59 ID:3CZn6kCl0.net

>>12
つぐみは良かったな

17 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:27:06.45 ID:khGLNs2Y0.net

この層はアンアンが好きだったね あの頃のアンアンはこういう
一番手グループに入れない、けど 自己顕示欲hs強い、って層が読んでた
後々アンアンが エロやちょっと変な方向進んだのは 読者の意向

35 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 08:14:13.51 ID:C7PIIo0K0.net

>>17
いや、マジョリティコピペじゃない美大系がアンアン
同じ系列だけど尖ってない層がオリーブやろ

18 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:29:23.79 ID:9Xc+VwtD0.net

その後、なにかこれと言った作品が出ていない印象

女流作家(死語)の作品が売れるかどうかは
現代でも、容貌はほぼ関係ない?

22 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:32:51.29 ID:55ueIHKB0.net

>>18
塩野七生「せやな」

19 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:30:39.45 ID:wKbvoGgZ0.net

プチフラワー読んでた層

69 :名無しさん@恐縮です:2021/04/14(水) 00:02:48.50 ID:Fx2YqD7v0.net

>>19
なるほどw

20 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:32:06.09 ID:LxX9IlQj0.net

>>13
女は読んでても娘の本しか読んでないよ

26 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:57:57.61 ID:CYDiKrom0.net

>>20
出す方の人が親サイドやったんやろなあ

21 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:32:16.53 ID:qB3SNtRv0.net

あの頃はね
女子学生もワンレン、ボディコン、CHANELのでっかいイアリング、ヴィトンのバッグ
香水がDiorのPOISONが流行ったね
エレベーターの中、ムスク臭かったな

男は車に金かけてたな
服はこぞってポロシャツ
ラルフ・ローレン派とベネトン派にわかれてた

66 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 23:42:11.10 ID:+INyMxBJ0.net

>>21
ムスクはその前
この頃はカルバン・クラインのエタニティもしくは
ラルフ・ローレンのローレン

25 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:56:03.07 ID:pbvDjIMX0.net

俺は当時、永田ルリ子が好きで
渡辺満里奈のオーディションもリアルタイムで見ていたけれども
 
チッキンピッキングをちょっと練習していたころだな
ジョージリンチとかにちょっと出てきた時代だな

41 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 16:03:01.83 ID:GfS772Gw0.net ?2BP(1000)

https://img.5ch.net/ico/nida.gif
>>25
おれは印刷会社に就職した頃で永田ルリ子といえば写植の「ルリール」だな。

55 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 23:15:44.59 ID:PAr5lPUn0.net

吉本ばなな

卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞

『TUGUMI』は1989年年間ベストセラーの総合1位を、
『キッチン』は同年間ベストセラーの総合2位を記録した

海燕新人文学賞(1987年)
泉鏡花文学賞(1988年)
芸術選奨新人賞(1989年)
山本周五郎賞(1989年)
紫式部文学賞(1995年)
ドゥマゴ文学賞(2000年)

1996年- イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)を受賞。
1999年- イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。

74 :名無しさん@恐縮です:2021/04/14(水) 00:13:40.65 ID:1sSEgRNW0.net

>>55
海燕新人文学賞出身なのに純文系新人賞の
芥川賞や三島由紀夫賞は受賞してなくて、
エンタメの山本周五郎賞を取ってたんだ

24 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 06:44:15.08 ID:ouJx90Sr0.net

山田詠美派だった

29 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 07:13:31.39 ID:SiMEpdpB0.net

なんとなく流行ってたが、まあ普通の感性してたら
「ばなな」なんてふざけたペンネームの人の本なんて読もうとは思わないよね。

31 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 07:28:38.54 ID:uVcYjvff0.net

香港に売り飛ばされた当時の富田靖子が神がかり的に綺麗。広東語?のクソ吹替のせいで映画の内容は全く入ってこないけど。

33 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 08:10:23.16 ID:C7PIIo0K0.net

松田ケイジ

37 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 09:16:23.37 ID:sOFAukZf0.net

サラダ記念日もあれ誰が呼んでたんだ?

39 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 10:00:48.05 ID:rAwv3r5i0.net

読んだことない
今で言う荻上直子(だっけ?)の映画みたいな世界観なのかな

57 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 23:19:58.38 ID:GWp6fBEP0.net

>>13
だったらこのスレでももっと沢山の人間が吉本隆明の名前出してるでしょ

59 :名無しさん@恐縮です:2021/04/13(火) 23:23:02.76 ID:7svMsYUW0.net

そんなにこの人だけ流行ったの?と思ったら
この年5冊も入ってたわ

1989年 ベストセラー本ランキング
1位 TUGUMI 吉本ばなな
2位 キッチン 吉本ばなな
3位 消費税こうやればいい 山本雄二郎
4位 時間の砂(上・下) シドニィ・シエルダン
5位 白河夜船 吉本ばなな
6位 うたかた/サンクチュアリ 吉本ばなな
7位 哀しい予感 吉本ばなな
8位 消費税 実務と対策はこうする 山本守之
9位 ノルウェイの森(上・下) 村上春樹
10位 人麻呂の暗号 藤村由加

シドニイシェルダンはゲームの達人は読んだな
流行ったよな

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